四国高速運輸株式会社様の導入事例

●導入前の検証
　経理部門のデータ・人事労務部門のデータ・販売部門のデータについては、セクションごとに保持しているデータがあり、また過去のデータまで遡るとかなり膨大なデータ量となるので、ソフトウェア刷新に伴う移行作業を行った時に、旧データが正しい新データとして移行できるのかが懸念材料でした。（過去の経験からデータの移行は往々にしてうまくいかないことが多かった）
　その不安材料を取り除いてくれたのが、ナイスシステムの御担当者様で、事前の移行検証作業として「旧データを夜間にバックアップ」⇒「検証用機器にデータをリカバリ」⇒「コンバート処理」⇒「各帳票類の出力様式の検証作業と旧ソフトからの出力データとの突き合わせ作業（数値・金額など）」を行っていただいたことで、安心して本番移行作業に臨むことができました。（秘匿性の高いデータでしたので、弊社電算室で作業を行い、検証終了後はその場で完全データ消去を行っていただきました）

●製品およびサポート導入後の効果
　実は今回のハードウェア・ソフトウェアの刷新途中に消費税10％への改正は1年半の先送りが決定してしまいましたので、その面では差し迫って刷新する必要なかったのですが、結果としてサーバー仮想化に伴うリソース過多の解消（日本システム開発御担当様によるハードウェア刷新）や、ソフトウェア刷新に伴うマイナンバー制度対応・奉行21シリーズサポート終了対策など、様々な懸念材料をいち早く払しょくすることが今回の刷新で実現できました。
　ソフト面で言えば、毎月の受託管理システム（SKIP）からの商蔵奉行への取り込み作業に2時間程度かかっていたのですが、今回の刷新により50分へ短縮されたり、加工する必要のある出力帳票類についてもExcelとの連携が大変シームレスになっており、ちょっとした点がかなり多く改善されていると感じています。
　また今年4月に始まった専門家派遣事業については、6月の時点で既に予算が底をついたようですが、弊社はすべり込みで間に合わせることができました。
　それもかなり早い段階からナイスシステムの御担当者様がこの助成金の申し込みを手配していただいていたので適用事業として受付可能だったのだと思います。