製品およびサポート導入の背景・目的
(導入前の運用と課題)
当法人は1982年4月1日より財団法人として設立・活動を行っており、「公益法人制度(特例民法法人が公益法人・一般法人のいずれかへの移行もしくは解散)(2008年12月1日~2013年11月30日)」において、法人として行う事業は社会的意義が非常に高いため、公益法人への移行に向けて各方面より準備をすすめておりました。公益法人への移行にあたり、徳島県・徳島市と幾度かの折衝を重ねるうちに法人の行う事業性から「社会福祉法人への法人変更」の要請をうけて、従来より財団法人として活動しておりましたが、2013年4月1日より社会福祉法人として新たにスタートを切ることとなりました。
当初、公益法人への移行をすすめるにあたり、制度上重要な位置付けのひとつである「会計」について、従来より手書きでの会計処理(単式簿記)を行っており、公益法人会計基準で要請される財務諸表形式も踏襲出来ていない状態でした。
会計基準を採用し、複式簿記で日常業務を行うとすれば、会計ソフトを入れて運用しないと無理だろうなと思い、公益法人制度に関するセミナー案内をいただいておりましたナイスシステムさんに相談に乗っていただくことにしました。2009年5月頃でした。
実際にナイスシステムさんの本社社屋に訪問させていただき、「法人における現在の会計業務状況」「公益法人移行に対する進捗度」等をお話し相談させていただきました。現状業務改善の的確なアドバイスと訪問した当日にもかかわらずナイスシステムの御担当の方が、導入・運用におけるスケジュール案を既に検討していただいており、「ここに任せれば大丈夫!」と手応えを感じ、会計実務支援・会計ソフト導入運用支援をお願いすることになりました。