製品およびサポート導入の背景・目的
(導入前の運用と課題)
コンビニをフランチャイズ契約にて複数店舗出店しており、給与計算ソフトは本部より提供されているものがありました。
しかし、提供されている給与計算ソフトは店舗毎でしか従業員情報や勤怠・給与データを管理することが出来ず、毎月各店舗を回って勤怠・給与データを確認する手間がかかることから、全店舗をまとめて管理できる勤怠管理システムを導入、給与計算は管理事務所でエクセルにてまとめて行っておりました。
勤怠管理システムで勤怠項目は簡単に集計出来るようになり、従業員数が少なかったときはエクセルへの勤怠項目の入力作業も短時間で済みましたが、従業員数が増えると時間がかかるようになり、従業員数が100人を超えてしまったことから給与計算ソフトの導入を考えました。
他社メーカーの給与計算ソフトを試してみましたが、計算式の設定や勤怠管理システムとの連動設定など分からないことが多く、メーカーサポートへ連絡しましたところナイスシステムさんを紹介され、相談することとなりました。
ナイスシステムさんとの打合せでは当初、他社メーカー給与計算ソフトの計算式の設定や勤怠管理システムとの連動設定の相談をしておりましたが、弊社のような複数拠点を構えた運用ではクラウド版の給与計算ソフトの方が適しているとのことでした。
クラウド版の給与計算ソフトであるPCA給与Xクラウドはユーザーライセンスを2ライセンスで契約していても全ての店舗へ導入、同時には2人までしか利用出来ませんが同時利用でなければすべての店舗で利用することが出来、またソフトの初期費用が不要なことから初期投資を抑えられ、毎年保険料率等は改定されることから給与計算ソフトではメーカー保守が必須ですが、クラウド版では保守費用も月額利用料に含まれることから保守費用を抑えられ、大幅な変更があった場合のバージョンアップも無償にて対応出来ることからバージョンアップ時のコストも不要ということでした。
スタンドアロン版では初期投資も大きくなりがちで、システムが実情と合わなかったときには全てが無駄になるというリスクもありますが、クラウド版では解約すればよいだけということからPCA給与Xクラウドの導入を決めました。
給与計算ソフトの導入にあたり、給与規程は法人ごとに異なることからクラウド版の給与計算ソフトでも計算式の設定等は必要ですが、計算式の設定は分かりにくく、また勤怠管理システムとの連動設定も分かりにくいことからナイスシステムさんへは計算式の設定や勤怠管理システムとの連動、給与計算ソフトの操作指導をお願いすることになりました。