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2020年4月開始「GビズID」があれば全ての電子申請が出来ますか?

2020年4月から電子申請の義務化が開始されたのはご存知の方も多いかと思います。この義務化と同じタイミングで「GビズID」というサービスの利用が開始されたのはご存じでしょうか。実はこの「GビズID」は電子申請にかかわってくるサービスとなっております。今後の電子申請に大きく関わってくることが予想されるこの「GビズID」を今回は取り上げさせていただきました。



●GビズIDとは

GビズIDは様々な行政サービスにログインできる認証基盤サービスとなっております。GビズIDは無料で取得可能なID・パスワード(GビズID)で電子証明書がなくても電子申請が可能になります。


GビズIDを利用した電子申請の流れはGビズIDを取得⇒労務管理ソフト等で申請データを作成⇒GビズIDに対応した「届書作成プログラム」にログインし申請するという流れになります。



社会保険・雇用保険の電子申請の対象となる申請書

【社会保険】

資格取得届 資格喪失届

算定基礎届 月額変更届

賞与支払届

被扶養者(異動)届

国民年金第3号被保険者関係届


【雇用保険】

資格取得届 資格喪失届

転勤届

個人番号登録届


上記でわかるように電子申請の義務化の対象をすべてカバーできていないので注意が必要です。


●e-Govとは違う?

GビズIDはe-Govのような電子申請システムではなく、あくまで認証基盤サービスであって電子証明書の代わりをしてくれるものになります。GビズIDのサイトで電子申請を行う訳ではありません。


●e-GovにもGビズIDを使ってログインできる?

現状、対応はしていないのですが2020年9月からe-GovにもGビズIDを使用してログインできるようになることが予定されています。今からe-Govの利用を始める法人や電子証明書の有効期限が切れる法人の場合は2020年9月までは電子証明書の取得が必要となります。


●最後に

前述した通り義務化の対象となっている申請のすべてをカバーできておらず義務化対象の法人がGビズIDのみで電子申請することは難しいです。

義務化の対象となっていない法人の場合は、GビズIDを利用した申請は無料で始めることができるためこれをきっかけに電子申請に切り替える検討をしてみるのはいかがでしょうか。

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