株式会社電脳交通様の導入事例
内部管理体制向上の為クラウドシステムへ移行。管理部門の構築に邁進。

勘定奉行クラウド・固定資産奉行VERP11・商蔵奉行クラウド

新規導入前コンサルティング/ソフト選定/インストール/操作説明

クラウド

電脳交通さま

株式会社電脳交通

所在地:

徳島県徳島市幸町3丁目101

リーガルアクシスビル4F

従業員数:

142名(2022年6月時点)

業種: ソフトウェア・情報処理、通信業

事業内容 :

タクシー配車システム開発・提供
タクシー会社の配車業務受託運営サービス
URL: https://cybertransporters.com/
~会社紹介~
電脳交通は、タクシー事業者向けクラウド型配車システム「電脳交通®」の開発・提供や、配車委託サービス「電脳配車室」を通して、地域ごとの移動ニーズに寄り添い、地域の交通課題を解決するIT企業です。

2015年の創業以来、電脳交通の配車システムは、年次200%以上で導入が進み、2022年8月現在、43都道府県の事業者で活用されています。また、全国の地方公共団体・民間企業と連携し多くのMaaS・地域交通に関する実証実験を進め、デマンド交通分野にも一層力を入れております。事業を通じて、日本各地で日々生活の足を担っている交通事業者をサポートし、未来の地域公共交通を支えるDXを推進しています。

製品およびサポート導入の背景・目的
(導入前の運用と課題)

・従来、マネーフォワード会計を利用していたが、企業規模が拡大するにあたり、内部統制に対応出来るシステムへ移行する必要がありました。

・その中でSOC1、SOC2に対応している、奉行クラウドが選択肢の一つでした。
※SOC:クラウドサービスの客観的な評価を以てする信頼の証。

・システム選定をナイスシステムさんへご相談したところ、財務会計だけではなく、入出荷から検収基準での売上・請求が出来、在庫管理まで行える、商蔵奉行クラウドも選定の候補に挙がりました。他のクラウドシステムと比較検討した結果、決め手としては、債権・債務関係の仕訳が勘定奉行クラウドへ自動転送できるところが、一番のポイントでした。

ナイスシステムさんは、過去にマネーフォワード会計を導入する際もお世話になっております。事業規模の拡大に応じて最適な提案をしていただけるため、今回の奉行シリーズ導入に際しても、実際に事務所をお伺いし相談に乗って頂きました。その際、奉行クラウド以外の製品についても説明を頂き、そのうえで比較検討できた点は大変良かったです。
おかげ様で財務会計システムだけではなく、債権・債務管理、在庫管理なども、しっかりカバーできるシステムを選定する事ができました


電脳交通さま

製品及びサポート導入後の効果

・商蔵奉行クラウド 共通
弊社では、首都圏や近畿、四国、九州、中国に拠点があり、リモートワークも導入しているため、クラウド環境は必須でした。奉行シリーズがクラウド対応していた点は選定時の重要なポイントでした。
当初はスプレッドシートで行っていた、入出荷管理を商蔵奉行クラウドに移行することにより、複数人が同時に入力でき、かつリアルタイムの現品在庫数もメンバーで共有できるようになりました。

・蔵奉行クラウド
弊社は、配車管理アプリが稼働するためのタブレット提供時に
タブレットをタクシー車内に設置するための台やBluetooth機器もセット提供しており、それらの在庫もすべてスプレッドシート管理をしていました。スプレッドシートは自由に加筆修正・削除出来るため、各々が独自のルールで作成する事もあり、管理方法の統一が課題でした。
蔵奉行クラウドを導入したことで、“そもそも在庫管理が大事なのはなぜか?”ということから、“そのヒューマンエラーはなぜ起こったのか?”という、業務の在り方を問う意識が生まれてきています。
そこから派生し、スプレッドシート管理時代には意識していなかった”仕入先コードを統一すること”の意味や”リアルタイムで在庫単価がみえる。それをどう活かすか?”など、担当チームの意識が変わってきています。
こういった一つ一つを積み重ね、継続的な在庫管理の精度向上へとつながっています。


・商奉行クラウド
弊社は検収基準で売上を計上しています。検収条件が揃うのに時間を要するため、商品出荷から2~3ヶ月程度の間、請求できない事もあります。その結果、未請求商品が多く発生し、その管理手法に苦労していました。また従来の管理方法は営業担当者が完了連絡を周知していましたが、口頭・書面・メール等が併存し、統一していませんでした。 
今では商奉行クラウドと蔵奉行クラウドを導入したことにより、出荷した内容が履歴として残るため、以前の様に確認に時間を取られることが大幅に少なくなりました。

従来より、請求管理を行う体制はあったのですが、営業担当者からの口頭・書面・メールという様々な形で行われる依頼を正として、請求業務を行っていました。
現在は売上計上・請求プロセスの中で、“どういうふうに売上を完了をさせるか”という「正しい商取引の流れ」を各自が勉強中です。
システムの設定により、営業担当者の入力に制限を設け、専任部門自ら「正しい商取引」に基づき、判断・ルール化していく、というプロセスを構築している最中です。

・勘定奉行クラウド
一方、マネーフォワード会計で実現できていなかった、得意先・仕入先ごとの債権・債務残高の把握といった点においても、商蔵奉行クラウドから、得意先・仕入先ごとの売掛金・買掛金・未払金の仕訳が転送できるため、勘定奉行クラウド内において、取引先ごとの債権・債務残高を把握する事が出来る様になりました。

・固定資産奉行VERP11(クラウドモード)
そのほか、弊社では顧客のタクシーに設置するタブレット資産を保有しております。従来はタブレットをスプレッドシート管理していましたが、その管理についても固定資産奉行VERP11に移行しました。
通常の償却方法だけでなく、月割均等法にも対応しており、お客様先で稼働し始めてから36ヶ月で償却する、前期分を今期分償却する、などといった独自の償却方法に対応出来た事により、飛躍的な業務効率化が実現しました。私たちも手探りでしたが、並行導入を進めていた奉行シリーズの中で最も早く本運用に入ることが出来ました。

今後の展望

・須田様
奉行シリーズは歴史・実績のあるシステムですので、今後の内部管理体制の向上としても、そこは安心しています。こちらの製品を導入したことで、ますます管理部門の構築に邁進していきたいです。
また、管理部門メンバーは、経理業務の知識や経験値がまだ少なかったり浅かったりとまだまだ成長途中の状態です。システムの使い方も大事ですが、システム導入で期待しているのは、システムを使う側の人間が成長することも含まれます

なぜそのフローが必要なのか?”ということへ意識が行きだすと、次は”社内の仕組みとしてどうあるべきか?”ということを考える勉強になるのではないかと考えています。
モチベーションの高いメンバーですから、当社独自の経理
の仕組み作りを通し、企業として社会へ誇れるような組織を目指しています。

いま、電脳交通として大きな目標に進んでいる、まさにその最中です。企業としての成長然り、
お取引先様からのご期待にも応えられるよう、きちんと評価していただける様、管理部門の業務を間違いの起きにくい業務フローの中に落とし込むことができないかと日々模索中です。システムありきではなく、やりたいこベースで使いこなせるようになればベストと考えています。

・中川様
今後を語るうえで”ヒトがシステムに負けない”ことが大切だと考えています。
いま、システム導入によって従業員のリテラシーが上がってきています。経理業務を通し、システムありきではなく
やりたいことベースで使いこなせるようになればいいなと考えています。
例えば、現時点で発注伝票作成はまだ利用していません。が、利用する段階になったとき、今ある業務フローの中に落とし込むために、関連するシステムの機能・業務をどのように整理・効率化していくか?など-。もっと幅広い活用へと進んでいけるようスキルアップしていきたいと考えています。


≪ご担当者:須田様、中川様 談≫

~インタビュー後記~

「ヒトがシステムに負けない 組織(バックオフィス)作りを。」

おふたりのお話を通して、会社の成長と並行して、システム導入をきっかけに管理部門のみなさまの成長を期待している様子が窺えました。
また、経理業務そのもののリテラシー向上を支援していくー。そのような様子も伝わりました。中川様が、“システムに負けない、もっと幅広使いこなせるように”とおっしゃっていたのが印象に残っています。
システムを導入したことで、ヒトの業務への取組み方・考え方などに意識が向くきっかけになっている-。当社のインストラクターがシステムに関するサポートをさせて頂くことで、そのお手伝いをさせてもらっていることがうれしく思いました。ご多用中取材にご協力頂きありがとうございました。

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