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BYOD導入に伴う注意点

BYODとは?

BYODとは「Bring Your Own Device」で「私物端末の業務利用」を指します。
スマートフォンやタブレット、PCを既に社用としても利用されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響もありテレワークの導入が進む昨今、さらにBYODが加速することが考えられます。
BYODにはメリット・デメリットがそれぞれありますが、今回はBYOD導入にあたっての注意点を考えていきます。



盗難・紛失

 PCでももちろん紛失することがあってはいけませんが、よりコンパクトなスマートフォンやタブレットの場合、盗難や紛失の可能性も高くなります。

万が一紛失してしまった場合、PC等別端末からスマートフォンやタブレットの位置情報を使って特定することが可能です。回収も困難である場合、紛失した端末のデータを削除することで情報の流出を抑えることができます。

パスワードの認証失敗に応じて削除されるローカルワイプ、遠隔で端末の情報を削除するリモートワイプが存在します。


パスワード

可能な限り特定されにくいパスワードが好ましいです。複数のアカウントでパスワードを設定する必要もあると思います。管理は難しいですが、アカウント毎に異なるパスワードを設定していた方が被害を最小限に抑えられます。

大文字小文字が混在した英数字のパスワードや、意図的なスペルミスを使用したパスワードのほうが突破される可能性が低くなります。


OS

致命的なバグがない限り、最新OSを利用したほうがセキュリティが高くなります。最新OSが公開され次第、自動更新でも構いませんが、最新OSでバグが見つかるとOSを戻すことが難しいため可能な方は手動更新をされてもいいかもしれません。


アプリケーション

前述のOSと同じく、アプリケーションも最新状態が好ましいです。アプリを初回起動した際、端末内の情報へのアクセス確認をされることがあります。意図した情報へのアクセスなら問題ありませんが、身に覚えのないアプリ・関係性のない情報へのアクセス確認が表示された場合は、一度インストールを考え直したほうがいいかもしれません。

信頼できるストア、開発元のアプリを利用しましょう。


ウイルス対策ソフト

現在ではほとんどのPCにウイルス対策ソフトが入っていると思いますが、スマートフォンやタブレットも同じようにウイルス対策ソフトを導入しましょう。スマートフォンやタブレットの普及率が上がったため、PCよりも狙われやすくなっています


メール

PCと同じですが、身に覚えのないメール・怪しいメールなどは添付ファイルも開かず、開封もせずに削除しましょう。


写真

スマートフォンやタブレット等、どの端末にもカメラが搭載されるようになりました。撮影した画像の中に情報が入っていることがもちろんいけないことですが、写真自体にも位置情報や撮影日時、端末情報を持っています。目に見える画像データが全てではないので、撮影した写真をローカル以外で使用する際には気をつけましょう。


無線LANアクセスポイント

自宅以外でも公共の場や外出先に無料の無線LANアクセスポイントがあることがあります。中には無料と見せかけて情報を抜き取るものも存在します。接続しないことが一番良い対策ですが、接続して利用する際には個人情報を取り扱っているアカウントにログインしないようにしましょう。

また、無線LANへの接続も自動接続から手動接続へと切り替えることで、不用意な接続を回避することができます。


廃棄

使用していた端末を廃棄する際は、初期化して廃棄しましょう。初期化をしていない場合、端末に個人情報やアクセス履歴など様々な情報が残っています。

SIMカードSDカードも忘れずに処分しておきましょう。


まとめ

私用の端末でも情報漏洩など対策は必要ですが、会社の情報を持っているとなるとさらに高度な対策が必要になります。

一度でもインターネット上に流出すると取り返しのつかないことになります。被害が発生しないことが一番重要ですので、少し過剰に対策をとっても損はないと思います。会社としての対策も必要ですが、個人レベルで攻撃されて被害が発生することもありますので、一人一人の意識も大切です。

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