ソフト購入とサブスクリプションどちらで導入するか
業務ソフトウェアを導入する際に、費用面も大きな判断材料になります。
ソフトを購入して利用するか、サブスクリプション型にするかも
判断をつけづらい事項かと思います。
どちらにするかの判断材料としてそれぞれのメリット・デメリットをまとめました。
※サブスクリプション型の特徴は下記をご確認ください※
●購入型のメリット
・一度購入するとソフト利用のランニングコストはかからない。
(保守サポートやサプライ品等の費用は発生します。)
ソフト購入の際の一時費用は発生しますが、
業務ソフトでは利用のための費用は必要ないものがほとんどです。
そのため長く使い続けるために、恒常的なキャッシュアウトを防ぐという意味では
購入型を選ぶのもよいと思われます。
・プログラムの更新等をコントロールしやすい。
保守サポートに加入していると、プログラム更新の権利は持ちますが、
あえて適用をしないという選択肢をとることもできます。
連携システムの検証や、作業者の習熟にあわせて更新するという形であれば、
プログラム更新方法も検討材料に含めていただいたほうがよいかと思われます。
※サブスクリプション型の中にも、一部のソフトにはプログラム更新をコントロールできるものはあります。
●サブスクリプション型のメリット
・バージョンアップ等で数年に一度の費用が発生せず予算を立てやすい。
ライセンス数や利用容量等に大きな変動が無ければ、
サブスクリプション型は常に一定の費用となりますので、
年度ごとの費用の増減があまり発生いたしません。
そのため、バージョンアップの有無を考えることなく予算を立てやすくなります。
・常に最新のプログラムを使用可能。
サブスクリプション型の中でも、クラウドサービス等では
最新のプログラムに自動アップデートされるものが多く、
プログラム更新の手間がかかりません。
連携システム等の検証に気を配る必要が無ければ、
サブスクリプションもよいかと思われます。
●購入型のデメリット
・数年に一度、バージョンアップ等で大きな費用が発生する。
どの業務ソフトについても、サポート終了やサービス終了のタイミングは
訪れますので、バージョンアップの際には大きな費用が発生します。
バージョンアップ価格等を設定されているソフトも多いですが、
ソフトのライフサイクルを意識した購入計画を立てる必要があります。
・固定資産になり、減価償却を行う手間がかかる。
金額が基準を超えるものは基本的には固定資産になりますので、
減価償却を行う必要があります。
そのための手間も発生いたします。
●サブスクリプション型のデメリット
・費用が固定費になり、ソフトを使い続ける限り恒常的に発生する。
購入型であれば一時費用としてみることができますが、
サブスクリプション型では利用している限り常に費用が発生します。
ソフト導入の際には、購入を行うか、サブスクリプション型で導入するかという点でも
自社にあうのかどうかご検討頂くのがよいかと思います。