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kintone(キントーン)の基本機能

1.キントーンのアプリとは

アプリとはアプリケーションソフトウェアを略した言葉です。
次にソフトウェアとは何かというと、Windows10やMacOSなどのOS(オペーレーティングシステム)と呼ばれるものと、ワードやエクセルなどのアプリケーションと呼ばれるものに大きく分けられます。
似たような名称でWebアプリケーションと呼ばれるものもあります。例を挙げればGoogleのスプレッドシートやドキュメントなどがそうです。

アプリケーションは基本的にパソコンやスマホにインストールして利用します。そのため、使うデバイスが違うときには、再度インストールが必要になります。
しかし、WebアプリケーションはWeb上で同じアカウントでログインすれば、違うデバイスからでも利用可能というメリットがあります。
キントーンもWebアプリケーションですので、パソコンやスマホにインストールする必要はありません。

キントーンのアプリは、ソフトウェアであり、データベースでもあります。
この概念は、他の言語やツールを使って開発した経験のある人には、分かりにくいかもしれません。
一般的にデータベースとは、システムで使うデータを格納しておく場所で、ソフトウェアはデータベースのデータを呼び出して集計したり、印刷したりする機能を持つものだからです。

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キントーンでは、アプリとしてデータベースをいくつも登録することでシステムを作成していきます。
例えば受注管理を行うシステムを作る場合、受注の情報を格納しておく受注アプリ、お客様の情報を格納しておく顧客アプリ、販売している商品の情報を格納しておく商品アプリを作っておきます。
そして、顧客アプリと商品アプリにはあらかじめ情報を登録しておき、受注アプリで受注情報を登録する時に顧客アプリや商品アプリに登録されている情報を呼び出して、受注情報に加えていくことができます。
顧客アプリと商品アプリは、データベースの役割しか持っていませんが、受注アプリはデータベースとソフトウェアの両方を兼ねているのです。
そして、受注アプリは、蓄積された情報を利用して、条件を指定することで顧客別や商品別に集計して、グラフで表示したりすることも簡単にできます。
従来のシステム開発では、こういったソフトウェアを作成するためには専門の知識が必要でしたが、キントーンでは必要ありません。
ただし、例えば先月登録した受注情報と同じ内容を複写して、日付だけ変えて今月の受注情報を登録したい等の作業の手間を軽減する仕組みを利用したいのであれば、JavaScriptを使用したソフトウェアを作成する必要があります。


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