IT導入補助金2025を活用しDX化を実現! 変更点や今後のスケジュールは?
IT導入補助金とは、主に中小企業・小規模事業者を対象とした補助金になります。 IT導入補助金2025では「インボイス枠」と「通常枠」を中心に補助事業を募集することが公表されています。
本記事では、IT導入補助金2024からの変更点や今後のスケジュールについてご紹介します。
IT導入補助金とは
IT導入補助金とは主に中小企業・小規模事業者を対象とした補助金になります。労働生産性の向上のためにITツール(ソフトウェア、パソコン・タブレット等)の導入を支援し、業務効率化やDX化等を実現することを目的とされています。2024年も実施されたIT導入補助金ですが2025年も継続することが確定しています。
IT導入補助金2024からの変更点は以下の通りです。
1.補助率アップ:1/2 → 2/3
対象:条件を満たす企業(おそらく「成長型中小企業等」などの定義あり)
意味:補助金の負担割合が増え、企業側の自己負担が減少 → より導入しやすくなる
2.「活用コンサルティング」が補助対象経費に追加
新規追加項目:補助対象として、IT導入後の定着・活用支援も費用として認められる
効果:導入だけでなく、活用までサポートされる → 実効性向上が期待
3.ソフトウェア申請の対象拡大
追加されたカテゴリ:ビジネスアプリ作成ツール(例:kintoneなど)
ワークフロー管理(例:承認フロー系)
BI(ビジネスインテリジェンス)分析系ツール(例:Tableau, Power BI など)
4.みなし同一法人の考え方の導入
例:法人格が異なっても実態が同じとみなされるケース(親子会社、代表が同一など)
影響:不正防止、重複申請の抑止が狙いと思われる
5.「みらデジ経営チェック」→「IT戦略ナビwith」へ
背景:「みらデジ」が終了
新加点項目:「IT戦略ナビwith」を活用していることが加点対象に → 事前準備の重要性増す
6.プロセス重複による減点・不採択
該当条件:過去2年度内の交付決定と今回申請のソフトウェアの「プロセス(機能)」が重なる場合
一部重複 → 減点
完全一致 → 不採択
目的:補助金の濫用防止、重複投資の是正
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大きな変更点として、これまで通常枠の補助率は、中小企業・小規模事業者いずれも1/2でした。
IT導入補助金2025では、直近3カ月以上、地域別最低賃金+50円以内で雇用する従業員が全体の従業員数の30%以上である場合、補助率が2/3に引き上げられます。
補助率の引上げを希望する企業は、申請時にほかの添付資料と合わせて、「賃金状況報告シート」の提出をする必要があります。
これまで例えば120万円のソフトウェアを導入する場合、通常補助金額は60万円であるところを、要件を満たす場合は80万円の補助を受けることが可能となります。
(IT導入補助金2025制度概要)出典:中小企業庁 「IT導入補助金」でIT導入・DX(デジタルトランスフォーメーション) による生産性向上を支援!
また、昨年よりインボイス枠(インボイス対応類型)では、 小規模事業者に対する補助率が一部「4/5」へ拡大されています。
IT導入補助金2025 今後のスケジュール
IT導入補助金2025の交付受付申請は2025年3月31日(月)からの予定となっており、IT導入補助金の各申請枠の初回公募スケジュールは下記のとおりです。
■通常枠 |
・締切日 :2025年5月12日(月) |
■インボイス枠 (インボイス類型) |
・締切日 :2025年5月12日(月) |
■インボイス枠 (電子取引類型) |
・締切日 :2025年5月12日(月) |
■複数社連携IT導入枠 |
・締切日 :2025年6月16日(月) |
■セキュリティ対策推進枠 |
・締切日 :2025年5月12日(月) |
詳しくは下記のリンクから確認することができます。
まとめ
本記事では、2025年度のIT補助金についてお伝えしました。お役に立てましたでしょうか?
「インボイス枠」については2024年から引き継がれ「通常枠」については2023年から引き継がれています。運送業や建設業では2024年問題に対応する勤怠管理ソフトの補助も可能となっています。
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