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AI OCRとは?OCRの違いも含めて解説

日本では、契約書類、各種申込用紙やアンケート用紙など、デジタル化が進んだ今日でも紙帳票からの入力が数多くあります。特に、日本語の漢字やひらがな、カタカナには複雑なパーツが分かれている文字が多く、OCRによる入力効率化が困難でしたが、この課題を解決するのが、AI技術です。今回は、このAI技術を活用したAI OCRについてご紹介してきます。

目次[非表示]

  1. 1.AIとは
  2. 2.AI OCRとは?
  3. 3.AI OCRで読み取ることのできるもの
  4. 4.まとめ

AIとは

AIとは人間のような考え方をソフトウェアで再現した人工知能のことです。
人間が経験から学ぶように、AIも膨大な量の処理パターンを記憶させることで人間に近い処理や最適な判断をすることができます。


AI OCRとは?

AIを活用したOCRを「AI OCR」と言います。
通常のOCRとは異なり、複雑な文字も認識ができるようになります。

OCRは、紙に書かれた情報を認識してデータに変換する機能なので、入力作業の手間軽減が大きなメリットです。しかし「どの位置を読み取るか」を指定する必要があります。
「AI OCR」は「AI」が繰り返し学習した内容に基づいて、認識対象の特徴や識別するポイント・ルールを記憶し、一度間違えた認識を覚え、次は間違いないよう学習して認識していくことで文字の認識率が高まります。


OCRについてはこちらで紹介しています。

  OCRを導入するメリット OCRとはOptical Character RecognitionまたはOptical Character Readerの略で、光学的文字認識のことを言います。 電子データではなく紙媒体に印字された文字を、スキャナやカメラで読み取る技術です。 AIで学習できるものはAI OCRと呼ばれます。 株式会社ナイスシステム


AI OCRで読み取ることのできるもの

 ・手書きの文字
 ・罫線との被り
 ・取り消し線

これら通常のOCRでは読み間違えてしまう文字でも、AI OCRでは前後の文字との関係性から正しい文字を認識することができます。

例えば、「エラー」という文字の場合、カタカナの「エ」や工事の「工」、カタカナの「ー」と記号の「―」と近い文字があります。

通常のOCRでは読み間違いの可能性もありますが、AI OCRの場合は「エラー」という前後の文字を考慮してより正確な文字を認識することができます。

手書きで癖のある文字や、罫線などの枠に文字がかかってしまっているもの、文字を記入する欄の汚れなども判断することができます。


まとめ

現在ではAIという言葉も普及し、わずかながらでもAIを搭載している製品は増えています。以前は導入を見送ったような製品でも、AI等の技術によりさらに使い勝手の良いものになっているものも多くあります。

社内の処理で効率が悪いところや、改善させたいところなどにAI技術を用いるとさらに効率よく業務をこなせるようになるかもしれません。業務効率・デジタル化にご興味のある方はお気軽にお問合せ下さい。


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